2013年11月10日 (日)

Manu Chaoという歌手

今日の当直の深夜の手待ち時間のように、ほかに何もすることがない時、イタリアの抵抗歌 Bella Ciaoが各地でどのように歌われているかを検索をしている。

高齢の活動家によく知られている日本語版もある。東大音感合唱研究会というグループが訳していて
「さらば恋人よ」というのだそうだ。

イランでもアフマドネジャディ大統領の選挙不正に怒る人々が緑をシンボルカラーにして街頭運動を繰り広げた時のテーマソングだったようだ。http://www.youtube.com/watch?v=SNocyz1NRjA

しかし、今日はManu Chaoというスペイン系フランス人の歌手を知った。

http://www.youtube.com/watch?v=AWR2Jjf3nW0&list=RD2-1P68DlVZo

で分かるのだが、なんだかとても面白い。両親はスペイン内戦のあと、フランコ独裁下のスペインを逃れてフランスに来たらしい。

まだ、歌詞の意味を全く調べていないのだが、悪くなさそうな予感がする。

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2012年9月25日 (火)

リトル・マン

たいていはイディッシュYiddish で歌っているイスラエルの歌手ハバ・アルバースタイン(Chava Alberstein)が英語で歌うアルバム "The  Man I  love "をiTuneで購入した。

そのなかで、リトル・マン Little manという曲を気に入って繰り返し聞いていた。

今日、ふとその歌詞を正確に知ろうと思い、検索してみると、これは シェールCher という、アメリカインディアン・チェルキー族出身の歌手の1960年代の大ヒット曲だった。

当時の動画なども簡単に見ることはできた。http://video.filestube.com/watch,0e5bb462e161db7b03ea/Sonny-Cher-Little-Man-1964.html

若い男女が掛け合って歌っており、Little man と Little  girl というのは恋人同士の呼びかけだったようである.

(ああ、それなら、歌詞のなかで不思議だったことも氷解するな)と思ったのだが、

それでも、ハバ・アルバースタインの声で

So,little man, please understand

in this world with all its land

You're all I see.

というのを聞くと、たとえばトレブリンカやアウシュビッツで、別れが迫っている幼い息子や娘に若い母親が必死で自分の気持ちを言い残しているようにしか聞こえず、眠れない闇の中で僕は眼を凝らすような気持ちになるのだった。

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2009年3月 1日 (日)

CD 「Fiesta」  Gustavo Dudamel  を聞きながら

2月21日のNHK教育TVの「芸術劇場」で、その終わりの部分を聞いて感動した、グスターボ・ドゥダメルとシモン・ボリバル・ユース・オーケストラのCDを注文していたら、当直の日に届いた。

これだけで、救急車や直接受診外来患者の多い辛い当直が楽しくなる。それは吉永小百合にとっての「北風が吹きぬく寒い朝」と「心一つ」との関係のようなものである。

収録された曲はラテンの曲ばかりだが、TVで見て記憶に残った「ダンソン 第2番」(アルトゥーロ・マルケス)は大変に有名な曲で、メヒコの第2の国歌とでもいうべきものなのだそうだが、クーバ音楽の強い影響を受けていると解説されている。クーバと聞くとそれだけでOKを出してしまう自分がいる。

他の曲も聞き込めば忘れがたくなりそうなものばかりである。

1995年ごろだったか、ブレークするちょっと前にピアソラをやはりNHKの教育TVで見てすごく感動したことを思い出した。それからCDやライブのビデオをある程度買い集めた頃、世間のいたるところでピアソラが聴こえてくるようになってしまったのだった。今回もそうなりそうな気がする。

イディッシュのハバ・アルバースタインChava Albersteinの曲も悪くないが、ベネズエラ発の交響曲もよさそうである。

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