2026.2.04 県連理事会挨拶
2026.2.04 県連理事会挨拶
大変な寒さのあと、少し暖かくなりましたが、会議参加ご苦労さまです。
突然の総選挙、県知事選挙が進行中である上に、全日本民医連第47回総会方針案の討議も今日中にやっておかないといけません。
そこで私の挨拶はごく簡単に済ませたいと思います。
総選挙についてですが、資料4は今朝の朝日新聞です。国論を二分する問題、軍拡、スパイ防止法などたくさんありますが、それらを丁寧に議論して合意を作るというのでなく力で押し切るから、それに必要な議席数がほしいと宣言して始まった選挙です。そこに出てくる金森ひろたか医師は島根民医連のひかわ医療生協の前理事長でした。トランプがやっているような異論弾圧を日本でもやらせないよう、考えて投票しましょう。
突然のようですが、資料1は2.2の医療活動委員会で学習した「心理的安全性」についてです。お配りしたのはプライマリ・ケア連合学会の季刊誌「プライマリ・ケア」2026年冬号にあった小西竜太先生の連載です。
これは診察室における医師―患者関係について述べられたものですが、どんな職場にも共通したものだと思います。
例えば1ヶ月に一度の外来診察であれば、診察は1ヶ月続く探検の作戦会議にあたるものだと言えます。医師はベースキャンプに残るコーチです。1ヶ月の探検に出かけるのは患者さんです。
ここで患者が自分の経験報告や医師の指示が適当かどうかについて意見を自由に言えないと探検=療養が成功するはずがありませんし、ひいては患者の人間としての自己実現もありません。診察時間のすべてを検査結果や薬の一方的説明に使ってはだめなのです。
そこが保障されているのが、心理的安全性を備えた診察だとすれば、心理的安全性は自然発生的に生まれるものでなく、医師が包摂的なリーダーとして意識的に診察室の中に作り出すものです。
民医連総会方針にも心理的安全性の大切さが何度も出てきますが、その理解に少しでも役立てばと思って資料提供させていただきました。
総会方針の詳細な説明は事務局長が後ですると思いますが、討論に入る前に、本筋から少し外れて気づいたことを3点ご紹介したいと思います。。
① 山口で始めた「ケアの倫理カンファレンス」が正当に評価されている。
② 民医連職員の個人名が出てくるのは山口県出身で山口大学卒、いま水俣で活躍している、我らが高岡滋医師だけ。
③ 民医連とフェミニズム運動の遭遇あるいは合流から「ケアの倫理」が方針に取り込まれるに至ったという動的(ダイナミック)な記載があること。これは僕も以前から強調していたことです。
以上に加えて、届いたばかりの「いのちとくらし研究所報 第93号」2026.1.31 から 宮沢由美「汐田総合病院における外国人技能実習生の現在」も資料につけました。資料3
現在10名のベトナム人技能実習生を受け入れている同病院の経験は、外国人労働者受け入れのリアルがわかって貴重と思います。外国人受け入れには費用も相当かかりますが、看護学生奨学金3年分とほぼ同じだというのは皆さんにとっても新知識だと思います。
また、資料4は日本科学者会議山口支部だよりからの引用ですが、授業料値上げを決めた大学生では反対ビラも自由に配れなくなっています。
最近の東大医学部皮膚科、戦前は木下杢太郎が教授をしていたところですが、そこで起こった前代未聞の事件と合わせ、独立行政法人化で自治を奪われると、大学は腐敗するという証拠だと思います。民医連の総会には地方自治体含め自治の大切さがあまり出てこないので、そこは議論することを提起しようと考えます。
簡単に済ます、と言った挨拶はこれくらいにします。2年間分の方針討議にはとても足りない時間だとは思いますが、ぜひ熱心にご討議お願いします。
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