「資本論」への向かいあい方
一昨日の新聞に ある政党の党首が若い人向けにマルクス「資本論」の解説をしたという記事が大きく載っていた。
しかし資本主義の根本的な矛盾をどう規定するかについて前党首が熱心にエンゲルスの誤りを指摘していたことなどなかったかのような話になっている。
これについて誰も何も言わないのだろうか。
もちろん、前党首のアプローチが正しかったのかどうかはまた別問題である。そもそも誰か一人が決めてしまうという問題ではない。
しかし、本当に重大な気候危機、晩年のマルクスが資本論の完成も放置して取り組んだ課題については、あれこれの一つに挙げられているにおわっている。これは「資本論」への向き合い方としてもだめな部類だろう。
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