玉手慎太郎:他者から逃れるための自由か、他者とともにあるための自由か
今朝のNHKーBS ワールドニュースのトップ記事はこれだった。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250417/k10014781531000.html
雑誌『現代思想』3月号の玉手慎太郎のロールズとノージックの比較の論考から考えると、トランス女性については、外部である女性への離脱でなく、男性の中の正義・公正の問題として議論されるべきである。
玉手慎太郎 「ロールズとノージックの対立 他者から逃れるための自由か、他者とともにあるための自由か」によると
今いる場所から離脱して新天地を開拓する自由をリバリタニアリズムや新自由主義は絶対視するが、離脱する先がどこにあるのかと、ロールズは考えていたに違いない。新天地アメリカ、新天地西部と言っても、そこには先住民が住み、そこを「新天地」にするのは彼らを絶滅させる以外にはなかったのである。それが新自由主義の言う自由だったなかで、ロールズはそういう自由を検討の対象に含まなかった
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