「山猫」
ルキノ・ヴィスコンティの1963年の映画は見ていないのだが、netflixの新しいドラマで、そのリメイク版らしい『山猫』を見た。
見終わって思ったのは、ドラマには全く関係のないことだったが、どこかではつながっているのだろう。
いろんな人生を同時に生きている。医師人生なら1976年、24歳の時に始まって、まだ続いている。子ども人生は1952年0歳の時に始まり、2021年69歳で父の死をもって終わった。
政治人生というものがあるなら1970年18才で始まっている。それについて思うのだが、「1970年代のおそくない時期に民主連合政府の樹立を」はその時強く刷り込まれた号令だった。
それは僕にとってずっと遠くで鳴り続ける太鼓のようなものだった。
しかし、それは終わらなければならない。器用にはできないが、50年後の今には今に相応しい太鼓がある。
それは「無数の草莽崛起(そうもうくっき)が世界を覆う」だろうかと、深夜考えた。
| 固定リンク
コメント