病気ではなく病人を見る、ではだめ。および「宙わたる教室」
今日は「地域福祉室・メロス」の職員貢献としてやっている自主的学習会。
これまでやってきた「輸液・酸素療法・心不全」のおさらいと、患者をそれぞれの「病い体験」のなかにある「かけがえのない個人」として捉える方法論のさわりを話した。
「病気ではなく病人をみる」レベルにとどまって、個人を置き去りにしてはだめなのだ。
ケアの倫理の基礎である個人の尊厳と男女の平等は憲法24条2項に書いてあることも。
個人の尊厳と男女平等に立脚して法律を制定しなければならないのは、別に婚姻だけではなくすべての生活にわたると読み取れば、これは憲法全体の土台なのではないか。
宇部協立病院をまるごと「宙わたる教室」にしたいという幻想のような前置きをおいたが、このドラマを参加者の誰も視聴していなかった。それもそうだ、午後10時のドラマを見る暇はない労働をみんなしているのだろう。
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