近況
1年くらいも続くハン・ガン「少年が来る」の読書会も、そろそろ終わりに近づいている。
通しの朗読役を引き受けながら、自分の口を通して出る作品の言葉に感極まりそうになって、若い人たちの手前もあるので、朗読をやめて無理矢理の冗談を差し挟むことが多くなった。
それとは別に、日常生活のいろんな局面で、何かが変化していこうとしているのを感じる。永遠に続くものはないのだ。それが意識に上るたび、息が止まる気がする。
臨床への好奇心と、診療と伴走的生活支援を統一することへの意欲は変わらないし深まる一方だが、それだけを残した透明な存在になって行くのだろう。
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