書きたいこと
下宿生活をしていた高校1年の頃、急に小説が書きたくなり、毎日原稿用紙1枚づつを箱の中にためて行ったことがある。その少し前におそらく結核の初感染が発症して、説明もされないまま田舎の診療所から送られて来る3種類の薬を服用し続けてようやく体調が良くなった頃だった。
それを書き終えた後は詩の方が面白くなり、受験勉強もややおろそかになって、引っかかった大学に進んで今日に至っている。
と、余計なことを書いたが、あの高校1年の秋が想像力ではピークにあった気がする。
しかし、何か書きたいことが形を成しているという意味では、今がその再現のようでもある。
これまでは、なにか読んだことの感想を忘れないために書いて来たのだが、ようやく自分が書き残さなくてはならないことが見つかったというところ。
もちろん、それが出来上ったものの価値とは何の関係ないもないというのは、あの時書いた小説と同じである。
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