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2024年1月30日 (火)

カート・ヴォネガットとデヴィッド・グレーバー

人類学の本、デヴィッド・グレーバー「万物の黎明」を読んでいて、それに関連してカート・ヴォネガット「猫のゆりかご」を読み直さなければと思うことがあった。
それで、小説「猫のゆりかご」の最重要登場人物「ハニカー博士」のモデルについて検索すると、一番自分の問題意識と重なり、内容も確かそうなものを見つけたが、よく見ると、それは自分の古いブログだった。2011年にこんなものを書く余裕があったのが不思議だ。

http://nodahiroo.air-nifty.com/sizukanahi/2011/03/1979-bd13.html?fbclid=IwAR1fm4NNqZmrd-2EaLoMNI2O5klx5EV6tx-KAXP8alsYCR3Dk9hjcdq950I

しかし、そこには書かなかったことだが、戦争が終わってシカゴ大学の大学院修士課程に進んだヴォネガットが、その時は論文が通らなかったのに、シカゴ大学は後に小説『猫のゆりかご』の人類学的記述をヴォネガットの論文として受理し、1971年に修士号を授与したとの話である。(ウィキペディア)

「猫のゆりかご」とは、日本でいう「あやとり」であり、20世紀初頭は、その分布から人類の移動経路を推測するという冗談みたいなことが、人類学で本気で研究されていたことが「万物の黎明」に書かれてある。

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