民医連という新しい時代の運動形態
近縁にありながら対立しあう潮流の影響をすべて抱え込みながら、いわば大河のように進んでいくのが民医連なのだろう。
例えば、
仏教とキリスト教、
エンゲルス的マルクス主義とフェビアン社会主義、
社会契約論としてのリベラル平等主義による「正義の倫理」とフェミニズムの到達点である「ケアの倫理」、
垂直的な「国民連合政権」戦略と水平的な「地域主権主義」戦略、
プロフェッショナルとしてのスペシャリスト志向とジェネラリスト志向
などが渾然一体となっている民医連。
民医連独自のベクトルがあるとすれば、「民衆志向で、患者・弱者の立場に立つ」というくらいしか思いつかない。
しかし、その独自ベクトルの存在を遡れば、鎌倉時代辺りまで追っていけるのではないか。
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