« 民医連という新しい時代の運動形態 | トップページ | モフセン・マフマルバフと国谷裕子 »

2023年12月27日 (水)

2023.12.27 山口民医連理事会挨拶               

                
2023年も最後の理事会になりました。急に厳しい寒さが襲ってきた10日間で体調を崩された方もあるかもしれません。年末年始引き続きご自愛のほどお願いします。
この間の情勢でどうしても取り上げなければならないのはイスラエルのガザ攻撃が一層苛烈さを増したということ、安倍派を筆頭に自民党の金権政治が容赦なく暴かれつつあり、2022年7月8日の山上容疑者による安倍元首相殺害事件が思いもかけない連鎖現象を起こしていること、また沖縄の辺野古基地問題については、自民党政府の非道な仕打ちがさらに進行し、オール沖縄の民意を背負った玉城デニー知事の苦境が深まっていることです。

「ガザ 直ちに停戦を」を訴えた宇部協立病院の垂れ幕は注目されています。集会で話して頂いた北海道民医連の猫塚先生と、「北海道パレスチナ医療奉仕団」で先生の同志である室蘭工業大学の清末愛砂さんの書籍「平和に生きる権利は国境を超える」(あけび書房)が緊急出版されましたが、これの普及をぜひ訴えたいと思います。
この本を読むと、そこでも書かれていることですが、ガザと沖縄はよく似ていると思えます。

ガザ停戦を求める集会・デモも一度きりで終わらないで何度も繰り返す必要があると思います。ガザで病院が攻撃されているのを見るのは、同じ病院で働くものとして耐え難いものがあるので、この次は山口大学病院その他の地域の病院に働きかけて医療者総出の集会として企画したいと思います。医療系の学生と手を結ぶ好機だという捉え方もしないといけません。

沖縄の問題は、来年2月の民医連総会が沖縄で開かれるので、参加する代議員を中心に見聞を広めて取り組みを強めていきたいと思います。

自民党政治中枢の腐敗・空洞化が明らかになっている問題では、どうして政権交代が当然だという圧倒的世論にならないのかとむしろ不安に思います。少し想像力を働かせてほしいのですが、この状態を狙って誰かが軍事クーデターを起こし、めぼしい与野党議員や活動家を拘束して維新あたりを内閣首班に担ぎ上げてしまうとしたら、もしかしたら抵抗勢力がすぐには現れないのではないかと思いませんか。議会制民主主義を守る勢力の大同団結、政権交代を願うところです。

目を民医連の内側に向けて、先日あった県連会長研修会に提出した私の報告を添付しておきたいと思います。
『1  今期(第45期)、県連として力を入れてきたことをご紹介ください。

「ソーシャル・ワークを土台にした医療活動」、「コミュニティ・ホスピタル」の概念を軸に中長期計画の策定に向けての議論を活発にした。ソーシャル・ワーク委員会を新設したり、再開された医師団会議の議論を重視した。
県連理事会と合わせ行なう「宇部学講座」を重視し、気候危機、貧困(生存権裁判問題)、原発などに職員の視野を広げるとともに、これらの問題での広域の協同を強化するよう工夫した。

県庁所在地で民医連空白地である山口市を重視し、共同組織との間での、とくに生活相談・高校生や大学生対策での協力を深めた。

2  来期(第46期)に向けてさらに進めたいことや課題、全日本民医連の方針として強化するとよいと思うことなどをお書きください。

民医連と「地域主権・地域循環経済・ケアの自給・男女平等」を一体のものとしてとらえ、新たな共闘のあり方を追求したい。
独自課題としては、中国山地の再生を目指す農業・再生可能エネルギー・自然保護運動とも接点を広げたい。』

加えて、ごく最近のできごとですが、地域福祉室が自らの友の会、名前は「メロスフレンド」を組織したことに注目しています。一般的な共同組織の強化と並行して、各診療単位、事業所単位で、患者会や家族会などテーマ別の共同組織を強化するというのが今後必要だと思います。療養病棟や介護事業所で定期的に家族会が開かれて、職員と家族が膝を突き合わせて病棟や事業所のあり方を話し合うというのは、事業所利用員会の方針とすべきように思います。

今日の「宇部学」は山口大学・山口県立大学名誉教授の安渓遊地先生にお願いして、幅広く深い世界的な視野に基づいて、現在過疎に苦しむ中国山地の生活の中に点っている今後の心躍る展望をお聞きすることにしています。これを聞いて農業や太陽光発電の重要性に気づき、自ら足を踏み出して行く人が出てくるのを期待しています
熱心なご参加をお願いして私のご挨拶といたします。

|

« 民医連という新しい時代の運動形態 | トップページ | モフセン・マフマルバフと国谷裕子 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 民医連という新しい時代の運動形態 | トップページ | モフセン・マフマルバフと国谷裕子 »