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2023年12月29日 (金)

モフセン・マフマルバフと国谷裕子

昨日の深夜、NHKのクローズアップ現代30周年特集でイランの映画監督モフセン・マフマルバフと国谷裕子が対話するのを見た。二人とも泣きながら話していたのだった。僕も一人で天井を仰ぎながら涙が流れるに任せた。無力な善意が孤独に光る地球の表層を思いながら。

長年アフガニスタンを取材 モフセン・マフマルバフさん
「忘れられていたアフガニスタンという国を思い出させるために私は映画を撮ったのです。いつも頭にあるのはアフガニスタンで多くの人が死んでいるのに、いったい私たちは何をやっているのだろうということです。親を求めて子どもたちが何百キロも歩いてきても抱いてあげる人は誰もいません。戦争で親が死んでしまっているからです」
国谷 裕子さん
「今、各国の人々に、特に今、日本にもいらしていらっしゃるんですけれども、何を期待されますか」
モフセン・マフマルバフさん
「私は黒澤明監督の映画を見て泣いたことがあります。日本にも貧困と飢えの時代があったことを知り、みな同じ人間だと思いました。イラン人とか日本人とかアフガニスタン人とか関係ないのです。この20年間に空から爆弾を落とすより教科書を落としていたなら、アフガニスタンはこうはなっていなかった。地面に地雷をまくよりも麦をまいていればアフガニスタンはこうならなかった」

 

 

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4860/?fbclid=IwAR2soF66JLbFS1ZP6BLWrT5xuii0m-_2UscPX7QgrusZosw6Rcb3EX0Uouc#p4860_08

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