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2023年6月19日 (月)

6月24日の医療生協健文会の山口市事務所の開所式

6月24日の医療生協健文会の山口市事務所の開所式の挨拶を書いている。

民医連空白都市への進出を病院・診療所でなくソーシャル・ワークの拠点から始めるという新しい試みなので、これまでしゃべってきたことの転用では語れない。

そういう種類の問題については、自分が考えていることを自分の話し言葉でそのまま書いていくということが多い。そして、第一回目には見事に失敗して思うことの1/4も伝わらない。それは目に見えているのだが、今回もそうするしかない。

原稿用紙で20枚程度の短い話だが起承転結の形式には遥かに遠い。

そのサワリだけここに公開してみる。

「公務員と大学関係者の街なので貧困は少ないと言われました。確かに生活保護利用者の1000人あたりの数を見てみると 山口県全体で10.3人、宇部市17.19人、下関市14.7人、周南8.25人、山口市7.14人と宇部の半分以下になります。(いずれも2020-2022の最新の数値)
圧倒的に生活保護利用者の少ない街なのです。
しかし、これが貧困度を素直に表現しているのだろうかと疑問になります。県庁所在地ということで行政の姿勢が厳しく、また市民の運動も抑え込まれているのではないかとも思えます。
逆に宇部市は工業都市で労働運動の力が強く、そのおかげで民医連である宇部協立病院ができたりするなどがあって、生活保護利用者率が高くなっているのではないか。
山口と宇部にそれほどの差はないのではないか、山口にも貧困と病気の悪循環により孤立して、支援すべき人は多くいるのではないか。今はそれが見えていないだけ、隠されているだけなのではないか。
ここは実践で証明するしかないと思います。」

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