9条における事実問題と権利問題
今夜の山口民医連理事会では、リモートながら山口大学の松原幸恵先生から「最近の『防衛』問題と改憲論~軍拡は私たちを守るのか」の講義を受けた。
詳細は省略するが、それを聞いて最後に僕が思ったのは、平和も基本的人権も、それに向かい合う僕たちの姿勢は同じだということ。
憲法25条に書いてあるので私達には生存権があるのだというレベルでなく、なぜ憲法25条がそのように書かれたのかを問うレベルからでないと生存権を守ることも発展させることもできない。
同じように9条にこう書いてあるというレベルでなく、なぜ9条のような奇跡の条文が他でもない日本国憲法に現れたのかを問う姿勢でないと、もはや憲法論議自体が無意味というような自民党に対抗することはできない。
そういう意味で青井未帆さんが今必要なのは「憲法を超えた平和構想力」と言っているのだろう。
支配層レベルで物事を考えるのでなく、世界の草の根の平和運動との交流や協同なくして9条を守り発展させることはできないのではないか?
| 固定リンク
コメント