村上春樹「女のいない男たち」をめぐる懸念
映画「ドライビング・マイ・カー」を見たせいで、村上春樹「女のいない男たち」とチェーホフ「ワーニャ伯父さん」を電子書籍で読むことに。後者は高校生のときに読んだが忘れている。
村上春樹の原作は割と面白く、死んだ人達に私達ができることはいつまでも彼らを記憶しておくこと、可能な限り思い出そうと努めることという話には共感する。
ただ、一つ気になるのは「ある日、思いついて女を買ったみた」というふうな記述がなされていること。フィクションだとしても、世に数多いる彼のファンはこういう主人公を許容できるのだろうか。この社会の日常だと思っているのだろうか
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