成長時の悩みには普遍的に2軸ある
わけのわからないことを書き付けている場合はたいてい読書メモです。
「他者と一緒にありつつも独立した自分でいられるかどうか」つまり依存と自立が両立できない悩みは映画「ちひろさん」でも直接的に取り上げられていたが、別に女性の成長に限った悩みではないだろう。
今の、あるいは一昔前の性別役割の強制の中では、たしかに女性に顕著に現れる悩みではあるが、男性も悩みとするところだ。
男性だって「正義の規範を他者への愛着のため守れない自己不全感」つまり義理と人情の板挟みだけで悩んでいるわけではないし、そういう悩みは女性と無縁であるわけがない。
つまり、成長時の悩みには普遍的に2軸あるということ。
他者につながるからこそ自分を確立できる(社会から非難されても他者の求めに応えることを道徳的命令とする)という軸、他者を切り離せるからこそつながりを認識できる(他者を切り捨てても公正という社会的規範に応じることを道徳的命令とする)という軸。
発見はこの2軸が相矛盾しながらもお互いに相手を前提にして、循環しているということ。
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