「まちづくり」という言葉を使うことがなくなった
◯いっとき頻用していた「まちづくり」という言葉を自分がほとんど使わなくなっているのに気づく。
①主権を持った地方自治体、②自給を前提とした地方経済、③広域自治体から、より小型で住民自治の貫かれる「シン・基礎自治体」(これは僕の造語、医療生協や労働団体、商工団体もここに入る)の構築と目標が明確化したせいである。
◯ヨーロッパの「フィアレス・シティ(恐れを知らない自治体)」が何を恐れないかというとEUやその加盟国家による強権的な規制解除だった。
これはつまり、片山善博知事のもとで「地産地消・地消地産」を目指していた鳥取県の学校給食に対して、外国の大手食品資本がTPPを根拠にストップを掛けるというような話である。
あるいは自治体が公営水道事業を守ることに対して、外国の水道会社(例えばフランスのスエズ社)が水道自由化をうたった条約に違反するとして訴訟を起こすというようなこと。
地方主権こそ新自由主義が主敵としているものなのだ。
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