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2022年6月 8日 (水)

僕も、君たちも殿将である

哲学者 真下信一が「戸坂 潤は立派な殿将だった」と書いていた。20歳の僕はさすがに戸坂は威風堂々たる人物だったのだなと思った。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%B8%E5%9D%82%E6%BD%A4
実は「殿将」を「しんがり」と読むのだということは少し経って知った。
殿様とも将軍とも違う意味だった。
敗走する軍の最後尾にいて、攻め来る敵と戦い続ける役だ。
つまり、戦前の軍国主義が強まって唯物論研究会が圧殺されるとき、最後まで旗を守ったのが戸坂だったのだ。

 

僕たち世代はもしかしたら民医連運動の殿将になるのかもしれない。
ただし、そうなったときは、いまの人類全体が何百万年という人類史の殿将になるのである。

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