地域福祉戦略部宣言
昨日発見された事態のために地域福祉室のソーシャルワーカーは朝一番に学校と児童相談所に向かった。
本格的なアウトリーチのできる部署として地域福祉室を作ったことは、地底にボーリングを始めたというか、地獄の釜の蓋を取り去ったというか、パンドラの箱を開いたというか、ともかく異次元の世界に僕らを連れて行った気がする。しかしその世界は僕らが気づく前にずっとそこにあったのである。
それは医療が社会福祉をマウントしたというより、医療がいよいよ社会福祉とケアに包含される時代の始まりという気がする。
医療生協総代会が終わると地域福祉室が所属する部として「地域福祉戦略部」が新設される。これも病院が「医療介護ケア門前町」を形成して地域経済の再生を主導しようなどというものでなく、まさにその逆で、気候危機のさなか変わらざるをえない地域に病院が巻き込まれて行く姿を象徴するものである。
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