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2022年3月 6日 (日)

眠れぬ夜に考えたこと

国連が解決できない限り、以下のようなコースが想定される
短期的に
1:米欧の武器支援を受けてウクライナ軍が自国内でロシア軍を殲滅する
2:世界の反戦運動を反映してロシア国内で政変が起こりロシアが撤兵する
3:原発事故が起きてヨーロッパの多くが当事者となって武力介入が始まる
4:タイミングを見計らいながら人道目的を唱えて米軍、NATO軍が介入する
いずれも不利になったロシア政権による核使用の危険が高まり、実現の可能性も低い

長期的に
5:ロシアのウクライナ占領後、抵抗軍の戦闘が続きロシアが不安定化し、アフガニスタンのように撤兵せざるをえなくなる
6:ウクライナ占領に成功に勢いづいて中国-ロシア枢軸が攻勢的になり世界大戦の危険が高まる

こう考えてみると、中国包囲の長期的戦略で核大国ロシアの自失による自滅に導くプランが米欧にある気もして来る。
短期決戦で自己に有利な状況(プーチン大統領再選とか屈辱的なソ連崩壊の回復志向)を作ることができると空想的に期待した点では、1931年の柳条湖事件というより1941年の真珠湾攻撃の日本に近いのかも知れない。

やはり、国連がこれを契機に安保理常任理事国の拒否権を撤廃するなど大改革されることが必要だ。

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