« ビジネスホテルの食堂をコミュニティ・レストランに | トップページ | 亀山郁夫の語るプーチン »

2022年3月13日 (日)

斉藤幸平『人新世の「資本論」』読書会2回め


日曜日夕方は、医学生、職員と斉藤幸平『人新世の「資本論」』読書会2回め。

 

ロシアのウクライナ侵略があり、すでに2回めにして、テキストから脱線せざるをえなくなる。

 

気候危機に押されて新たな帝国主義世界戦争が始まった。経済的影響から見ると第3世界大戦の始まりと呼んでおかしくない。

 

永久凍土の崩れるシベリア、再生可能エネルギー主流化で失う化石燃料大国の地位を目前にして、ロシアが帝国主義強国として残るには、今、ウクライナの農業、半導体資源・技術力、そして(ロシアから見れば気候危機時代のエネルギーの主力である)原発を奪うしかなかった。

ロシアから見て、戦争するなら天然ガスを武器にできるいまが最後のチャンスと見えたに違いない。

つまり「満州は日本の生命線」にほぼ等しい「ウクライナはロシアの生命線」という認識のもとに行われている戦争である。

 

そして。こうしたタイプの侵略がこれから続々と現れる予感もする。

 

ローザ・ルクセンブルクの「社会主義か野蛮か」はいまのためにある言葉だ。

|

« ビジネスホテルの食堂をコミュニティ・レストランに | トップページ | 亀山郁夫の語るプーチン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ビジネスホテルの食堂をコミュニティ・レストランに | トップページ | 亀山郁夫の語るプーチン »