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2021年5月16日 (日)

少し早すぎる新型コロナ問題の総括


①新型コロナの発生と大流行の原因は新自由主義的なグローバリゼーションにある。次のパンデミックの候補もすでに見え隠れしている(たとえば2012年に日本では山口県で第一例目が発見されたSFTS重症熱性血小板減少症候群https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html

など)

 

②その被害の広がり方はただ拡大した物や人の交通によるというだけではなく、新自由主義が生んだ格差の谷間の最深部(最貧部)にこそ沿って広がり、健康格差を含めて格差自体をさらに深く急峻なものにしてしまった。今回、日本では女性差別の拡大という特徴も伴った。

 

③生物工学によって早期に出現したワクチンによる「救済」も世界的格差の上層の先進国のみに限定されてしまいそうである。かつ、その救済が本物であるかどうかにも懐疑的であるべきだ。

 

④新型コロナへの対策自体がショック・ドクトリンとして際限のない金融緩和によってバブルを生みながら医療制度や経済の民主主義を破壊する方向に進んでいる。

 

そしてなにより

 

⑤その発生、拡大、解決の様式において、気候危機と完全な相似形にある縮小版であることから、新型コロナへの対応が私たちにとって気候危機のための闘いを促進する契機になりうること

 

⓺その闘いの陣容は、アメリカではグリーン・ニュー・ディールなどと表現されているが、日本では「エネルギー・食糧・広義のケア」の自給を一体のものにした地域の協同組合連合(アソシエーション)などが考えられること

 

これらのことは、表現の相違はあるにしても基本的な方向としては日本の左派にとってすでに自明の常識であると思っていたのだが、どうもそうではないらしい、しかも僕流の説明では力不足のためとうてい伝わりにくいと分かったのが、昨日の経験だった。

 

少し疲れたのでしばらく、CT読影の学習に沈潜することにした。新しいテキストもちょうど届いた。

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