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2016年3月16日 (水)

マーモットさんの強運

マーモットさんは強運の人である。
 
シドニー大学から送り出されたカリフォルニア大学バークレー校では、日本人移住者に出会う。
 
彼らはハワイへの移住者に比べてより同郷のつながりを失いストレスフルな生活を送り、心臓病の発生率では、日本本土、ハワイ、カリフォルニアという順番で増えていた。
 
その代わり、おそらく食生活の変化で脳卒中は減っていたのであるが。
 
カリフォルニアを去って、生まれ故郷のロンドンに行くと、British Civil Service が待っていた。
 
訳せば、イギリスの公務員組織ということだが、女王陛下に直接雇用されている誇り高い一群の人々であり、議会からは独立して、ヒエラルヒーの権化のようなものである。
 
その管理も徹底していて、健康記録も堅固なものだった。
 
彼らのヒエラルヒーの勾配順に死亡率 が違う、地位が低い人はより高い人に比べ多く死ぬ、ということを発見するにはあまり時間がかからなかった。
 
だが、これを強運というのは実は間違っている。誰でも誠実さと努力さえあれば、その程度のものは自分の周囲に発見できるはずである。

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