雑誌「現代思想」3月号 木下ちがや
雑誌「現代思想」3月号で木下ちがやが次のように言っているのは頷けるし、希望も感じられることである。
3.11は日本社会に生きる人々に一気に共同意識を作り出した。
それは一部で言われたように一路風化していく経験に終わらず、反原発、反安保法制、反沖縄基地拡大、反社会保障縮小の運動が高揚するたびに皆が立ち返っていく稀有な経験として根付こうとしている。
それはいつでも非日常的な場皆が集い同一の「われわれ」となりうるという「神話」の実在、その力への私たちの実感なのである。
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