« 医師と患者のサブカルチャー | トップページ | マイケル・マーモット「The Health Gap」 »

2016年2月29日 (月)

斉藤 環「オープンダイアローグとは何か」医学書院

斉藤 環「オープンダイアローグとは何か」医学書院2015
を読みながら
 
社会構成主義という呼び名は、構造主義と混同しそうでもあるし、難解なものものしさがある。
 
平たく言って、社会は言語とコミュニケーションから出来上がっているという立場のことらしい。
 
それも面妖に思えるが、いっときそれを受け入れてみると、医療は患者との対話とカンファレンスでできているということになるだろう。
 
座り込んでカンファレンスばかりやっていて何が変わるの?という疑問はそこでは最大の誤りなので、参加者を必要に応じて自由に変えながら患者を交えたカンファレンスを延々と継続することこそが医療そのものなのである。
 
機械的な身体診察と検査結果チェックだけにかまけていて、カンファレンスを開かないのは怠けているのと同じだということになるのだろう。
 
・・・うーん、そういうことであれば、仕事の全てをカンファレンスだと宣言し、その気でやればいいということである。
 
検査や処方や手術だって、ある手技を行いつつ継続しているカンファレンスだと思って、人の発言に心を開いたスタイルに変えればよいのだろうか。
僕はこれまで歩く辞書と呼ばれてきたが(もちろん嘘)、これからは歩くカンファレンスになろう。

|

« 医師と患者のサブカルチャー | トップページ | マイケル・マーモット「The Health Gap」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 斉藤 環「オープンダイアローグとは何か」医学書院:

« 医師と患者のサブカルチャー | トップページ | マイケル・マーモット「The Health Gap」 »