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2016年1月 7日 (木)

Why a renewal of primary health care (PHC), and why now, more than ever?

Why a renewal of primary health care (PHC), and why now, more than ever?

昨年、僕にとって最もインパクトのあった文章は2015/6/20に
佐久総合病院を会場にして開かれた第30回国際保健医療学会 東日本地方会のHPにあった「プライマリ・ヘルス・ケア」=以下PHCという解説文である。
http://www.sakuhp.or.jp/jaih-east/?page_id=22

この学会に参加できたわけではないが以下の文章には少し衝撃を受けた。


『PHC回帰の流れ
PHCは、2000年までという目標を達成できなかったという意味で、批判を浴び、また早くも1979年には「選択的PHC」が暫定戦略(Interim Strategy)としてWalshらにより提唱され、理論的にも現場レベルでも論争や混乱を招いていました。

しかし、WHOは、21世紀の世界の保健課題を達成する上で、改めてPHCの遺産を肯定的に捕らえ、取り組む姿勢を示しています。 その意味で2008年には、WHOから歴史的に重要な2つの文書が出されています。

一つはPHCの21世紀版、“World Health Report  Primary Health Care: Now More Than Ever” (世界健康白書 プライマリ・ヘルス・ケア:それはこれまでにも増して必要とされている)

もう一つは、 “Closing the gap in a generation: Health equity through action on the social determinants of health“ (世代内の健康格差を縮める:健康の社会的決定要因への働きかけを通しての健康における公正の達成) これは「健康の社会的決定要因」という近年、重視されているPHCと密接に関連する考え方です。

そして21世紀中葉に向かう現在の日本は、世界に先駆けて「少産多死」という人口転換 、いわば第4の健康転換期 に突入しており、財政も含めて大変な時代である。 だからこそ、PHCについて考え直すことが非常に重要な時期であるといえます。』

この文書でPHCの21世紀版と呼ばれている
「World Health Report  Primary Health Care: Now More Than Ever” (世界健康白書 プライマリ・ヘルス・ケア:それはこれまでにも増して必要とされている)」
http://www.who.int/whr/2008/whr08_en.pdf

を初めて知り、さっそく読んで、2008年のこの文書をこれまで見落としていたことを悔やんだ。

Why a renewal of primary health care (PHC), and why now, more than ever?

そこでは、
①ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(要するに国民皆保険)
②人間中心のプライマリ・ケア、
③健康の視点での全ての政策の吟味
の三つからなる「新しいプライマリ・ヘルス・ケア」を提案している。

途上国用のプライマリ・ヘルス・ケア(PHC)、先進国用のヘルス・プロモーションという傾向があったこれまでの健康戦略に対し。途上国にも先進国にも適用できる新しい健康戦略として、リニューアルされたPHCが提唱されているのである。

この変化の推進力が健康の社会的決定要因SDHの科学的確認だったのは言うまでもない。

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