安倍首相は息を吐くように嘘をつく
今年の9月25日、安保法制案可決から1週間足らずの時点だが、国連総会の衛星的な催しで安倍首相が演説している。
『「誰一人として取り残さない」。潘基文国連事務総長が立ち上げられたハイレベル・パネルが提言するこの言葉は,一人ひとりの異なる事情に着目し,個人の保護と能力強化を図る「人間の安全保障」の考えそのものです。この人間の安全保障の考えこそ,ポスト2015年開発目標を貫く指導理念にふさわしいと私は確信しております。
その人間の安全保障の理念を具現化する上で不可欠の分野が保健です。保健に関するMDGs達成に遅れがあり,例えば,HIV/AIDS,マラリア,結核対策に取り組む「世界基金」への継続的支援が重要です。日本としても,来るべき第四次増資会合において,相応しい貢献をするつもりです。
一人ひとりが抱える様々な保健ニーズに対応するために,すべての人が基礎的保健医療サービスにアクセスできること,すなわちユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現を目指します。UHCは,保健サービスへのアクセス格差をなくし,女性を始めとする脆弱層を含む国民全体の健康向上を実現します。』
これをもとに政府はユニバーサル・ヘルス・カバレッジの大宣伝、大合唱をしているわけだが、国内・国外での格差拡大に拍車をかける政策を連発しながら、よくこんなことを言えたものだ。
金子 勝さんが言う「安倍首相は息を吐くように嘘をつく」の実例である。
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