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2015年11月23日 (月)

雑誌「atプラス」26号 2015/11 読みやすい割に印象が薄い。

雑誌「atプラス」26号 2015/11 読みやすい割に印象が薄い。

北田曉大「内田樹にしろ小熊英二にしても高橋源一郎にしても3.11で変わりすぎだ。なぜ変わるのか全然わからない。小熊英二は『新しい運動』を連発するが運動は2011前から継続していた。」

上野千鶴子「芝田万奈の『家に帰ったらご飯を作って待っているお母さんがいる幸せ』スピーチに北村紗衣が違和感を表明したら凄まじいバッシングが起きた件。『母性を引き受けない女』に対する左翼の男性の敵意がものすごく大きいことを意味したのではなかったか。北村のコメントは芝田の子どもっぽい自己中心性に、あんたの発言には死角があるよというほどの忠告だったのに。」

ブレディみかこ「英国のNHS、英国の福祉国家を作った伝説の労働党政権(クレメント・アトリー首相)を描いたケン・ローチ監督の映画『The Spirit of '45』がよくできている。アトリーの原点はロンドンのイズリントン北部という貧しい地域でのセツルメント運動。現在の労働党党首ジェレミー・コービンもここを32年間選挙区として活動してきた。

コービンは「我々は富裕層のおこぼれをもらう必要はない』と言い切っている。おこぼれの生まれる食卓自体をひっくり返そうと言っているのだ。」

大澤 聡 「プラットフォームが無色透明で中立的であるというのは不可能。プラットフォーマーはそこで論じられたことの責任を取らなくてはいけない。だから、自分はイラクへの自衛隊派遣の差し止め裁判を起こした。」

佐藤拓哉 の「寄生虫ハリガネムシはどのように昆虫カマドウマを操作するのか」という話は全く初耳ですこし興奮した。生き物の好きな人は必読。は格別読みやすいが さほど印象に残らないものばかりだった。

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