東京都美術館「モネ展」
東京健生病院の根岸先生から勧められていたので、東京都美術館の「モネ展」を見た。
早くに空港に着いて買ったばかりの本を読むというのもいいかと思ったのだが、「印象、日の出」を見ておかなければ後悔するだろうと考えたのである。
混雑は中等度。
「印象、日の出」は照明も工夫されていて暗い中にぼうっと光っている。
太陽の位置と地上の構造物の関係、港の様子から、描いた日、時間帯まで突き止められたようだ。
立ち止まっていることが許される位置で、それも限界だろう10分ぐらいも眺めていると、なんとなく伝わってくるものがある。
他の睡蓮の絵などは、近くの国立西洋美術館の常設展にあるモネの部屋の方が良さそうだったが、最晩年に白内障で視力低下した後の鬼気迫る「バラの小道」は西洋美術館の展示からは想像できないもので、見ておいた方が良いように思えた。そばに置いておきたいものではないが。
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