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2015年9月23日 (水)

シルバー・ウイーク

rシルバーウイークの最後の当直は、most  grayedの僕が勤めることになった。

もちろん当院当直最高齢記録の更新である。

夜間のCTは放射線技師を呼び出している。 「絶対にくも膜下出血です、先生」と息を弾ませ若い放射線技師が報告に来たCTの「異常像」は、僕が見ると大脳と小脳の間にある天幕の正常像だった。呼び出されたのにしょんぼりして帰った。

次にCTを撮ったのは、圧痛部位の不明な広範な側胸部痛。単純Xでは何も分からない。 だがCTで見ると一箇所胸膜肥厚部位がある。 頭をひねっている僕に彼が差し出したのは、見事な微小肋骨骨折の再構成像。これなら誰でも肋骨骨折が診断できる。 骨折よりも胸膜への炎症の波及のほうが強かったので診断しにくかったのだ。お礼を言うとようやくうれしそうに帰った。

それから、空いた時間に、最近の症例の振り返りをする。

同級生の副院長を救急車で山大に搬送したとき、僕は亜硝酸剤ミリスロールを点滴しながら行ったのだが、一向に効果がなく、途中で「寒い」と言い出した。

結局、右冠動脈閉塞の右室梗塞だったのだから、ミリスロールでは前負荷が減少し、血圧が下がるだけでよくなかったのである。本当は、生食をすこし速めに落としていくべきだった。

明日にでも謝っておかなければならないだろう。

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