「後で何とかするというとるじゃろうが!」
*このお盆は、同僚の弔事にともなう急な当直交替から始まるということになったが、後半は連日の病棟当番が割り当てられていた。要するに、ずっと病院にいるのである。
昨日の夕方は別の同僚を診察して救急車で大学病院に搬送するという事態にも遭遇した。深夜に奥さんから来た連絡で少し安心したのだが、最有力な働き手を欠いて自分もしばらく身動きが取れなくなりそうだ。
*嵐のような1日が大方終わりそうだ。
急に担当患者が2倍以上になって30の大台に乗ったのでてんてこ舞いだった。もともと外来単位が1週間のうち9割を占めていて、病棟専用の診療単位がなく、冗談ながら「余技で入院患者を担当している」と公言している状態なのだが・・・。
1週間のうち2回目の臨時当直はなんとか免れたので、19時からは市の障碍者自立支援審査会に出席できるようになった。
*一度に15人ばかり病棟の担当患者が増えたことを誰も理解しようとせず、病棟の廊下を歩いていれば、さまざまな情報が寄せられ、細かな指示をみんなが聞いてくる。
応えようもないので、「あなたがそう発言したことを記憶し、しばらくしてしかるべく対処する」といってみるが、うなづきも立ち去りもしないので途方にくれる。
ついに「後で何とかするというとるじゃろうが!」と方言で言ってみるとささっと逃げていく。
気持ちを暗くして、医局にあがるエレベーターに乗ろうとすると、午後も早い時間に私服とバッグで退出する医師が降りてくる。プールにでも行くのだろう。
彼我の環境差に愕然とする。
団結というものはなかなかむつかしい。
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