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2015年8月24日 (月)

「民主主義って何だ?」「これだ!」

大人がつい笑ってしまう
「民主主義って何だ?」「何だ?」
「民主主義ってこれだ!」「これだ!」

という掛け合いの持つ政治的歴史的意味合いはもっと注目したほうが良い。

木下ちがや・原 民樹他訳 デヴィッド・グレーバー「デモクラシー・プロジェクト」(航思社 2015年)を読むと、それはよく分かる。

チュニジア革命ーエジプト革命ーウォール街占拠運動(OWS)ーギリシャ「シリザ」政権ースペイン「ポデモス」進出-香港雨傘運動などに連なる、一連の、新自由主義を拒否し、同時に直接民主主義の(腐敗した)代議制に対する優位獲得の運動が日本でも根付いていることをそれは示している。

日本における「反乱する都市」運動であり、新しい民主主義運動であり、誤解を恐れずに言えば、現代が求めている新しいアナキスト運動がそこにある。

未来は代議制の政府と直接民主主義の鋭い緊張の中にこそある。

(直接民主主義が、政党の伝動ベルトとしての「大衆運動」のことではないという意味で「アナキスト運動」と言う用語が使用されており、反政党でも、反マルクス主義でもないことは知っておかなければならない。
また、代議制政府と直接民主主義の「二重権力状態」は、ロシア革命のときのケレンスキー政府権力とソビエト権力の両立状態の再現ではないかと考えてみること)

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