« 支配されることへの拒否 | トップページ | 地域包括ケア討論集会での私の説明原稿 »

2015年8月 2日 (日)

認知症対策

認知症対策が、従来型の疾患モデルとして認知症をようやく捉えることができて意欲を見せ始めた医師による「物忘れ外来」と、地域防衛政策としての「徘徊対策」に限定されすぎてはいないか?

それに追加されるものは、認知症患者を介護している家族のエンパワーメントくらいである。

僕はここで「愛の労働あるいは依存とケアの正義論」 2010/8
エヴァ・フェダー キテイ 著、白澤書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4768479359/aliliput-22/
を思い出した。

この本の特徴は、たとえばシングルマザーのように、ケアが必要な存在(ここでは子ども)を抱えて脆弱化する人々の援助の必要性に焦点を当てたことである。

これにならって言えば、認知症患者をケアすることによって脆弱になっている人への援助こそが、認知症対策の焦点ではないか。

介護殺人や介護心中の予防こそが緊急になすべきことである。

|

« 支配されることへの拒否 | トップページ | 地域包括ケア討論集会での私の説明原稿 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 認知症対策:

« 支配されることへの拒否 | トップページ | 地域包括ケア討論集会での私の説明原稿 »