大企業によるケアの統合と、病院でのケアの消滅に向かって
今週の新聞記事をみていて気になる記事が二つあった。
○7月19日 日経 1面「イオンが介護参入」
総合スーパー内にディサービスを展開。流通大手が既存店舗を活用し首都圏で不足する介護施設を展開する。
これまで参入しているのは最大手でもニチイ学館(400箇所)程度で、イーオンほどの大資本はいなかった。
○7月20日 毎日 3面 厚労省 療養病床の削減検討 狙いは医療費削減
療養病床を老健にすれば 月45万円見当から27万円に医療費を抑えられる。
現在の療養病床34万床を、可能なら新名称「慢性期病棟」として24万床まで減らせると厚労省は考えているらしい。
政府版の地域包括ケアが激しく動いているのが感じられる。
大企業によるケアの統合と、病院でのケアの消滅に向かって。
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