« カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」早川書房2015年・・・最後の章は日本の能を思わせる | トップページ | 大企業によるケアの統合と、病院でのケアの消滅に向かって »

2015年7月21日 (火)

内科学会セルフ・トレーニング問題 その1

またまた「前処置していないも同然」で「ポリペクトミーもしてください」式の全大腸内視鏡に遭遇してインディ・ジョーンズを演じた後の午後外来はなんとなくだるい。

そこで気晴らしに、いまぼちぼち解いている某学会のセルフ・トレーニング問題集にどんな問題が出題されているか、ごく一部まとめてみようと思い立った。

○急性心不全の病態分類で最も簡易なものとして「受診時はクリニカル・シナリオ分類、入院後はノーリア分類」という方法がある。

...

○シダトレンという薬を用いた「スギ舌下免疫療法」は、12歳以上、65歳未満、妊娠していない、ほかの花粉アレルギーがない、喘息がないなどの条件がある。

○悪性中皮腫の腫瘍マーカーとして使える血清可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)が最近保険適用となった。

○骨髄異形成MDSは 7モノソミーなどの複雑染色体異常があることが分かってきたが、治療薬として、アザシチジンというDNAメチル化阻害薬がある。

○血液透析患者の生命予後不良の寄与度は、高リン血症、高Ca血症、高副甲状腺ホルモン血症の順である。

○TTP血栓性血小板減少性紫斑病では、血小板減少、溶血性貧血、発熱、せん妄が現れるが、末梢血には半月のような破砕赤血球が見られるのが特徴である。

○2009年のH1N1インフルエンザのパンデミックでは直接死因の6.6%が心筋炎だった。ラピアクタが効果あったようだ。

○胃の過形成ポリープの大半はピロリ菌感染が原因で、除菌すれば大半消失する。

○褐色細胞腫に、ベータ遮断薬は禁忌、ヨードでの造影は禁忌、プリンぺランは禁忌。

○再発性の反射性失神は、きちんと治療されていない限り自動車の運転は禁止されている。きちんと治療されている、というのがなかなか難しいが。

○同じウイルスでも、水痘は空気感染、帯状疱疹は接触感染という伝染形態。帯状疱疹の人から感染したという人にはまだ出会ったことはないのだけど。

これだけみると、何が要求されているのかわからない。混沌とした断片的知識の暗記でしょうか。

|

« カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」早川書房2015年・・・最後の章は日本の能を思わせる | トップページ | 大企業によるケアの統合と、病院でのケアの消滅に向かって »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

大変参考になります。インフルエンザの症例問題、インフルエンザに限らずですが、心筋炎の場合、あれよあれよという間に劇症化しPCPSなど補助循環が必要となる可能性もあり、ショック・心不全傾向もありますので直ちに高次医療機関に搬送がいいような気がしますが、いかがでしょうか。

投稿: 医院で内科医 | 2015年8月22日 (土) 21時58分

なるほど、それもそうですね

投稿: | 2015年8月24日 (月) 15時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 内科学会セルフ・トレーニング問題 その1:

« カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」早川書房2015年・・・最後の章は日本の能を思わせる | トップページ | 大企業によるケアの統合と、病院でのケアの消滅に向かって »