白衣は血で「汚れる」のか
「再び白衣を戦場の血で汚すな」などのスローガンや川柳のようなものが巷に出回り始めたが、これは医療者の発想ではなく、周辺にいる人が医療者に身をなぞらえて言っているだけのものに見える。
というのは、治療をしようとしている患者の血が白衣に付着しても、それを「汚れている」とする感覚は多くの医療者には生まれてこないからである。
「血が染みる」、「血に塗れる」と表現するのがせいぜいではないだろうか。
あるポスターを見たときから違和感が続いて来たことの原因をようやく探り当てた気がする。
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