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2015年6月20日 (土)

「戦争立法」という言葉 再考

5月29日に出された日弁連の安保法制案反対の宣言は、読むと勇気が湧いてくる良い文章だ。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/assembly_resolution/year/2015/2015_1.html

これを読むと、今は共産党も使わなくなった「戦争立法」という言葉について、その源になったある憲法学者の発言の真意がうかがわれる一節がある。

「これは戦争をしない平和国家としての日本の国の在り方を根本的に変えるものであり、立法により事実上の改憲を行おうとするものであるから、立憲主義にも反している。」というところだ。

ここで立法とは、法律を作ることが飽くまで憲法の下に位置することを意味している。

下にあるべき法律が上にある憲法を実質上変えることが、立憲主義を破壊する行為だとされているわけである。
国会の行う立法という行為が憲法の下にあることが強烈に意識されているともいえる。

したがって、「戦争立法」とは憲法に対して下克上を働きながら、戦争への道を作るものを批判するという意味があったのである。

しかし、共産党の戦争立法という言葉の使い方では、それ自体が憲法をないがしろにしているという意味合いは感じられなかった。そもそもその意味を含ませることは難しかったので、用語を変えることは正しかった。

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