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2015年5月18日 (月)

今の日本は第一次戦後、今のドイツは第二次戦後

渡辺 治先生が、日本の戦後は、第一次大戦敗戦国の軍国主義ドイツがわずか20年で再び軍国主義ナチス・ドイツに復活した轍を踏まないように構想されたが、まだ完成されていないと言っています(雑誌「前衛」2015年6月号)。

振り返ってみるとドイツの「戦後」の完成は、そういう意味では一度大失敗をしたあとの二度目の挑戦の結果だったのです。 そういう意味では、日本もやはり一回だけでは「戦後」を完成できないのかもしれません。

1945年の「戦後」の構想が壊れて、遅れてきたヒトラーが現れ、ドイツの第一回目の失敗を繰り返すという可能性は、歴史は繰り返すという経験則から言えば相当高いのではないでしょうか。

「第一次戦後」のドイツに存在した強大な共産党も社会党も今の日本にはないというのもそうなりやすい要因です。

ただ、「第一次戦後」のドイツと違うのは、民医連や「九条の会」に代表される柔らかい大小の市民運動が、新自由主義の攻撃に鍛えられながら相当に広がっていること。

それが、今回の大阪での彼らの蹉跌を生んだということであれば、「長い第一次戦後」を経過している日本が、ドイツの第一次戦後を繰り返さなくて済むという可能性も大きいと思います。

また、ドイツの「第二次戦後」が共産党、社会党抜きで(労働党はありましたが)成功したということも一つの教訓でしょうか。

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