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2015年3月28日 (土)

衛生学教授の原田規章さんの退官、日本の精神科医療の人権侵害状態

昨日は、山口大学医学部衛生学教授の原田規章さんの退官行事に参加した。その教室の非常勤講師を10年以上務めた縁である。

原田教授は僕より2年先輩で学生時代からのつきあいだが、世界的なISO振動許容基準を作る委員会の委員長でもあり、民医連の振動病診療にも多大な援助をいただいてきた。

行事では教室関係者の人たちがこもごも現在の活動状況を報告した。バングラディシュから国費留学していた人は自国の大学に戻って、欧米留学者でないが故の大変な苦労の末、日本留学者初の医学部教授になっていた。日本とバングラディシュの国旗がそっくりなのもこの時初めて知った。

中でも、僕が興味をひかれたのは、元助教授で今は日本の代表的過疎地域である島根県浜田市で保健所長をしている中本 稔さんの地域包括ケアや精神保健に関わる現地状況報告だった。

認知症グループホームの利用料が随分高くて、生活保護の人は到底利用できないものになっているので、一施設2人分など生活保護受給者枠を作る工夫をしているという話は、所属する医療生協がまもなくグループホームを開設する私には刺激される話だった。

また、精神科病院への非自由意志に基づく入院に際して、医師だけの判断だけで裁判所の関与なしにできる日本の状態は国際的に見れば人権侵害にあたり、国連の人権規約委員会からも警告されているという話は、驚かされる話である。

それにも関連して、精神科病院の急性期病棟の医師・看護師数の基準がこれまでは一般病院に比してあまりに低いものであったのが、全く同等に改定されたというのは迂闊にも知らなかった。

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