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2015年3月 8日 (日)

雑誌「」4月号 不破さんの新自由主義論?

雑誌「」4月号には、不破哲三さんの文章が二つある。

スターリン秘史27「中国革命とスターリン」は、知らないことばかりで、陳腐な言い方では「ページをめくるのがもどかしい」くらい面白い。

戦後の中国は蒋介石政権に任せればよいとした誤りを「たいへん率直に」スターリンが反省したなど、変にスターリン寄りの表現もあるが、驚くのは、1949年7月劉少奇が率いた中国共産党のモスクワ訪問で、
高崗という満州担当の幹部で実はソ連の内通者だった男が、スターリンのいる場で「満州をソ連の1共和国にする」という提案を自分の判断で突然してしまうくだりだ。

内通者としての価値をなくしてしまう軽率な振る舞いに、スターリンは「お前は張作霖だ」と野次って怒りを伝えた。

もう一つの「社会変革の主体的条件を探求する」(上)では、安倍政権下の非正規労働者拡大政策を、「現役労働者の中に産業予備軍を作るもの」と論じているところ51ページが注目される。

新自由主義を、略奪的資本蓄積(本源的蓄積)の継続であるとしたデヴィッド・ハーヴェイ、あるいはウォーラーステインのいう「周辺」を先進資本主義国の国内に作り出すものとした水野和夫の見解とほぼ同じだ。

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