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2015年1月 2日 (金)

2015年元日

山口でも雪が横なぐりの風に舞うような元日でした。

午前中は、正月休み中に入院して主治医のまだ決まっていない患者さんや、休みに入った主治医から特別に注文のあった患者さんの回診とカルテ点検を丁寧にやって、午後は塵肺患者さんたちが年一度持ってくる労基署宛の傷病状態報告書きというめんどくさい作業をしました。あまり正月らしくない。
夕方、少し時間が余ったので、ふと柄谷行人「帝国の構造」青土社2014/7が1/3ほど読み残してあるのを思い出して、この際片付けておくことにしました。

産業資本主義の活動が衰えて(デヴィッド・ハーヴェイのいう)「国家ー金融資本結合体」になってしまった国が資本主義諸国のヘゲモニー国家になることはもはやない。中国かインドしか次のヘゲモニー国家の候補はないが、彼らがヘゲモニーを握ってしまえばそのときは資本主義そのものがそれ以上の発展の可能性を失って、地球環境の決定的破壊をみちづれにしながら終わる可能性がある。

しかし、そのとき、資本と国家は戦争という方法で死に物狂いの延命を図ることは確実だ。

その形の破滅を防ぐのは国連の成熟しかない。だとすれば、日本がいつまでも国連のなかで「敵国条項」適用の他所ものであることが、日本に住む私たちの未来の生きがいを失わせることなのだなぁと、一応は著者の示唆に沿って考えてみました。

それが妥当かどうかは、明日にでも考え直してみるつもり。

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