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2014年12月 1日 (月)

イスラム国ISIS・・・しかし、結局は、オサマ・ビン・ラディンと同じくアメリカが自ら作り出した、その鏡像としての幻想の怪物

雑誌「世界」12月号の「イスラム国」関連の三つの記事と、雑誌「現代思想」11月号〈特集 戦争の正体〉を合わせ読むと、「イスラム国」の不思議さはますます深まる。

特に、「世界」の「ル・モンド・ディプロマティックよりーイスラム国 幸運に恵まれた怪物」が面白い。

約100年の空位を経てカリフ位に就いたと宣言する男(アブ・バクル・バグダーディ)が出現して、世界中どこに住んでいようと彼への忠誠を誓うものなら誰でも構成員になることが出来る、国境も機構もない、国民国家の枠組みからは推量できない国家であることを謳いながら、実際には油田を中心に金儲けが得意で、戦闘力も急速に向上させている。アメリカとヨーロッパによる新自由主義政策と身勝手な「テロとの戦争」の中で不満を募らせている者たちが続々集まって、かつ、近代な人権や正義という枠組みからは切れて極めて大胆に行動するからである。

隠された大虐殺についてポル ・ポト政権との類似も指摘されているが、僕などは織田信長をむしろ想像してしまう。ナチスやスターリン時代のコミンテルンにも、またオウムにもどこか似ている。

しかし、結局は、オサマ・ビン・ラディンと同じくアメリカが自ら作り出した、その鏡像としての幻想の怪物なのである。

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