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2014年11月20日 (木)

健康権か生存権か

講義資料を作っていて、「ついでに」という一枚ができた。あまり意味のない一枚だが、かかった時間が相当なので、捨てる前にここに公開。

「用語の問題:健康権か生存権か

憲法制定時、25条を「生存権」と名づけたのは、社会党代議士鈴木義男とわかっている。

その根源は 戦前の一橋大の厚生経済学者 福田徳三の「生存権思想」。

福田徳三はドイツのアントン・メンガーからその思想を受け継いだ。

アントン・メンガーはイギリスのフェビアン社会主義から強く影響を受けている。

国連の健康権思想の元になっているのはイギリスのベヴァリッジ報告。

ベヴァリッジはフェビアン社会主義の直系。

結局、元をたとればイギリスのフェビアン社会主義に行き着く。

したがって上記の 用語論争は無意味に近い。

ただし国際的には「生存権」に相当するのは憲法13条の生命権のほうだから、そう改めたほうがすっきりするかな。

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