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2014年10月 4日 (土)

新国立美術館「オルセー美術館展 印象派の誕生」

4役会議が早く終わり、鹿児島のM先生と話していると11月の医師養成集会への自分のスタンスも先ほどの投稿のように決まったので、千代田線で新国立美術館の「オルセー美術館展 印象派の誕生」に行った。
以前は、会議が終わると美術館に直行というのが普通だったのに、最近は全くそうできないでいる。

せいぜい、東京駅近くの丸善に行ってハヤシライスを食べるというだけ。

オルセー美術館展はとても充実した内容だった。
僕のように美術に素養がない者がなぜ絵を見るのかということが今日は少し分かった。

印象派の誕生は1848年の2月革命に重なっている。

マルクスやエンゲルスのいたフランスがそこには描かれているのだ。

映画はその時代を描いてもどうしたって現代の産物である。

しかし、絵はまさにそのときのもので、マルクスやエンゲルスの見たものに直接つながる気がする。
それに、文章と違って、絵は翻訳ではない。

それにしても、マネの「笛を吹く少年」の持つ楽器の演奏をヘッドフォンで聞いた時、絵の中の少年が動いたように思えたのは驚いた。
モネの「カササギ」、画家の名前は忘れたが「干し草」という作品の農婦を包む光の描写は、僕の中で常識的な印象派像を壊してしまうほどの衝撃があった。

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