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2014年9月19日 (金)

日本の新自由主義の対抗軸は民医連しかない:患者中心の医療の民医連「 学派」を

日本の新自由主義は、東京一極集中と、地方・社会保障の切り捨てによる、企業が世界一活動しやすい場作りに集中している。

社会保障の切り捨ての中核は、急性期医療含めての、医療・ケアの「地域包括ケア」化、ホールディング型カンパニー群による医療・ケア全体の統合(インテグレーション)である。

これに真っ向から対決するものこそが、民医連の「無差別・平等の地域包括ケア構想」である。現実には、まだ構想と言えないレベルだが、必死の議論は続いている。

僕が思うに、その中核となるのは、民医連らしい「患者中心の医療・ケアに基づいた総合診療・ケア」である。

あまりに自分に引きつけた話で恐縮だが、先日、僕は山口県萩市民病院の総合診療科の斉藤先生と話し合って「総合診療医療を山口の特色に合わせて発展させた『山口学派』を作ろう」と合意した。

それを患者中心の医療PCMの横への発展とすれば、縦の発展として、「患者中心の医療の民医連学派」というものがある気がする。

元々はカナダ・西オンタリオのローカルな学派である「患者中心の医療」も発展を続けており、健康の社会的決定要因」SDHを取り込んだ第3版が今年発行された。

それに加えて、良い医療や良い介護をしたいという現場の素朴な声を反映させ、民医連らしい「患者中心の医療に基づく総合診療・ケア」を創造することは可能だし、必要なことである。
その内容としてはSDHの視点だけでなく、消滅すると脅迫されている地方の再生および大都市の健康格差解消をめざした政策・実践論、健康権論、非営利協同論、チームケア論、歯科、精神科、整形外科とのカルテットで作るプライマリ・ケア論、在宅医療論、ユマニチュードなどを採用した認知症ケア論があるのではないかと今のところ考えている。

ここから日本の新自由主義への対抗軸、オルタナティブな運動が実質的に作られて行くのである。

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