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2014年9月24日 (水)

今朝の秋

僕の本当に小さな書庫の床に
谷川俊太郎の「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」青土社が落ちていた。

覚えがないので、僕の知らない時に買って読んでいたのだろう。

毎月届く「詩人会議」とはまったく違う種類の作品が並んでいる。

プロとアマチュアの技量の違いというだけでもない。

政治の手も、科学の手も届かない領域があって
ある種の詩集は、そこで秋の朝のように静かに光っているものなのだろう。

湿っぽくならないように、乾いた詩をひとつ引用しておこう。「ポール・クレーの絵による『絵本』のために」のなかで

「《まじめな顔つき》1939
まじめなひとが
まじめにあるいていく
かなしい

まじめなひとが
まじめにないている
おかしい

まじめなひとが
まじめにあやまる
はらがたつ

まじめなひとが
まじめにひとをころす
おそろしい」

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