内科学会の試験を受ける
品川のホテルで早起きして、渋谷の総合内科専門医試験の会場に。
この会場では1200人が受験。
見渡す限りでは僕より高齢者はいなかったようだ。
知った人にはたった一人会った。岡山民医連のS先生。彼も卒業は僕より2年遅い。
試験は360分で285問のマルチ・チョイス型。
最後の頃は、頭が働かず、視野周辺が暗くなったので、相当体に悪い。こう言うものは若い時に受けたいものである。
知らない用語がたくさんある中で、わずかな知識を手掛かりにエイ!と答えを決めるのは、何時もの僕の診療に似ている。
違いは、それが当たるか、当たらないかだけなのだが。
しかし、そういうスナップ診断に立脚した診療スタイルを改めようと思いながら受験勉強していたのだが、結局、その姿勢を強化するだけに終わった気がするのは皮肉と言うべきか。
さて、「労働者の健康問題委員会」の委員としては、胆管癌の問診の中で何が重要かという設問があったことを報告しておきたい。
もちろん答は、印刷労働者としての職歴である。
ところで試験中に倒れてしまった勤務医には労災が適用されるのだろうか。
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