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2014年8月11日 (月)

日本の中のガザ

建設バブルは建築費用高騰により真面目な医療・福祉法人の施設新設の大きな障害になっているが、もっと深刻な事態を若年労働者に及ぼしている。

今日、熱中症で受診した少年は建設現場で休みもなく働かされて、両腕に火傷の後がたくさんあった。
それは熔接によるものである。しかし、ちゃんと熔接を習ったはずはないから見よう見まねでやらされているのである。

聞けばマスクもゴーグルもなしに熔接している。何の防御もなく働かされているのである。

このバブルが終わった頃、ゼネコンは社屋を大きくしているかもしれないが、無数の非正規若年労働者の、本物の死骸、あるいは可能性の死骸が堆高く積まれているのである。

それは日本の中のガザではないのか?

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