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2014年6月25日 (水)

救急医療の枠組みの話

救急医療の枠組みの話
山口県下関市(人口28万人)には、ほぼ同規模の公的病院が4箇所あり、これらが輪番で救急車を引き受けている。

これに対し、宇部市・山陽小野田市・美祢市圏域(人口27万人)の救急告示公的病院は3箇所しかなく、最大人口の宇部市(18万人)には1箇所もない。それは、宇部市には3次救急の大学病院があり市内病床の大半を占めるためである。そういう状況のため、宇部市では民間病院からなる2次救急輪番は名前だけで実質がなかった。

山陽小野田市、美祢市では、上記の圏域で救急隊が合併して一体化するまでは、市内の公的病院が救急車を一手に引き受けていたが、救急隊が上記の圏域で一体化された後は、下関のような2次救急体制が出来上がったと誤解したらしい。

自ら輪番に当たらない夜間は救急車を引き受けない傾向がはっきりしてきた。

そのため、宇部市の民間病院で、これまで輪番とは関係なく救急車を引き受けて来た病院(比較的大きい企業立病院と、小さいが自己犠牲の精神で頑張っている民医連病院)への、遠距離搬入が目立ち始めた。となると10箇所くらい断られて初めて搬入先が決まるということが常態化し始めた。

これには市民の不安は高まり、山陽小野田市の救急隊が、苦情を圏域の会議で訴えることもあった。

こういう事態では、新しい枠組みを考える必要がある。

宇部市の比較的大きい企業病院を#1、宇部市の中小病院4病院をグループ化して#2、山陽小野田市の国有病院を#3、市立病院を#4として、下関市のように4病院の完全輪番制を攻勢的に提案するのが良いと思う。他の市から大きく離れている美祢市は市立病院が頑張ることにして圏域からは事実上外す。

そんなことを考えていたが、‪#‎2の民間病院のグループ化が幻想かも知れない‬。

民間救急病院の合同医局会議でも開催してとことん話し、ようやく、輪番に当たった一晩だけは、4つの民間病院が一つの病院として機能する、例えば、外科医は事あれば決められた一箇所に結集するということにできるのかも知れない。

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