« ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で 子どもを奴隷にする残逆な大人たち、グランデリニア軍との死闘を繰り広げる七人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語」作品社2000/5 | トップページ | ゴールデンウイークによく働いた話 »

2014年5月 4日 (日)

平野啓一郎について 自殺に関連して

もう少しいろんな作品を読み込んで発言すべきだが、年寄の性急な呟きをを許してもらおう。

藤沼先生が言うように、僕たちには大江健三郎がいて、今の若い世代のためには平野啓一郎がいるのだろう。
「万延元年のフットボール」を読んでいる若い自分が急に蘇えった気がする。

*平野啓一郎は、分人論を自殺を予防するために考えたと言う。

健全な分人たちが病んだ分人を消去することによって、正しい、愛されるにふさわしい自分になろうとする(誤った、その結果、全ての分人を殺すことになる)魔の30分の行為が自殺だと考えることができるなら、そこにある「生きるために自殺する」という論理の転倒が明らかになって、自殺が少しは減るのだろうか。

小説「空白を埋めなさい」講談社2012のなかで、彼はそれを社会環境の改善や個人の「生き方の整理」の必要のため、精神科臨床医をやめ、自殺予防のNPO活動に専念するゲイの医師という登場人物に語らせているのだが。321ー339ページ

|

« ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で 子どもを奴隷にする残逆な大人たち、グランデリニア軍との死闘を繰り広げる七人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語」作品社2000/5 | トップページ | ゴールデンウイークによく働いた話 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平野啓一郎について 自殺に関連して:

« ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で 子どもを奴隷にする残逆な大人たち、グランデリニア軍との死闘を繰り広げる七人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語」作品社2000/5 | トップページ | ゴールデンウイークによく働いた話 »